日本への一時出張時の週末を利用して、私が所属しているベトナム法人のオーナーAさんと共に、大分県に住むベトナム人Tさんのお家に遊びに行ってきました。
土曜日の早朝に新大阪駅から広島駅へ。
3連休(文化の日)の初日で人で溢れる広島駅広島駅でベトナム人のTさんと彼のおとうさん(日本人)と合流。
Tさんとおとうさんのおふたりは、前日の金曜日に広島で仕事があったらしく、大分から広島まで車で来ていたため広島駅で落ち合いました。(そんな詳細は要らん)
AさんとTさんは、20年来の仲。
今回会うのは5年ぶりだったそうです。(日本で会うのは今回が初めて。)
AさんとTさんは同郷で、Tさんがまだ学生の頃に、Aさんがよく勉強を教えていたそう。
以来、今日まで家族ぐるみの付き合いが続いています。
広島駅でふたりが抱き合って再会を喜んでいた姿がなんとも微笑ましかったです。
(このように、人とのご縁を大切にするベトナム人の姿勢は私も見習いたいなとつくづく思う。)
サル専用橋前の何処かのパーキングエリアからの1枚道中、パーキングエリアでバッテリーが上がるイベントが発生したり、昼食を取ったりしながら、話が途切れることなく大分県まで到着。
HI ヒロセおとうさん(日本人)の一軒家(持ち物件)を借りて家族3名で生活しているTさん。
おとうさんとは、Tさんが広島で生活しながら仕事をしていた時に出逢ったそう。
おとうさんとのご縁に恵まれ、広島を後にし、今年4月から家族で大分県に移ってきました。
道中でお伺いすると、おとうさんは、Tさんご家族だけでなく、日本に住むスペイン人や韓国人など国籍を超えて様々な方々から”おとうさん”と呼ばれている事業家らしく。
様々なご経験を積んでこられたお方のお話は言うまでもなく貴重で。おとうさんの生き方にも惹かれるものがありました。
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Tさんのご自宅に到着すると、奥様(ベトナム人)と息子H君が温かく出迎えてくれ、手料理を振る舞っていただきました。
秋刀魚|焼き加減とか最高なんだが。
3品目
4品目|ベトナムスタイルではなく、日本式で1名1皿で各お料理を振る舞っていただきました。最後にお茶漬け。
お口直しに梨まで振る舞っていただき、普段お酒を1杯も飲まない私が日本酒に手をつける始末。
食事が終わると、当たり前のようにカラオケが始まりました。(笑)
私は、「近隣住民からのクレームとか大丈夫か..?」と思いましたが、浅はかでした。
Tさんご家庭は、おとうさんの根回しもあり、ご近所付き合いがとても良好且つ盛んらしく。
今年4月に引っ越してきてから、週末を利用してご近所さんを自宅へ招待し、お料理を振る舞いながら地域の方々との交流を深めていったそう。
今では、Tさんの息子さん(5歳 H君)が近所のおばあちゃんちへ「おばあちゃん!遊びに来た!開けて!」って遊びに行くほど、ご近所さんとの関係を構築されていました。あっぱれっ!
なので、カラオケももちろん近隣に許可をとっていると言っていました。(笑)
自宅deカラオケ|ミニミラーボールまで完備うまく言葉にできませんが、このようなおもてなしをいただくと、心がとても洗われた感じがします。(久々のお酒に酔っていただけか..?)
カラオケがひと段落すると、庭に出て焚き火を楽しみました。
焚き火の火でつくる熱燗TさんとAさんは久しぶりの再会がよっぽど嬉しかったのか、夜遅くまで2人で思い出話に耽っていました。
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この日は、Tさん宅に泊まり、翌日は朝食と昼食を取って、大分を後にしました。
朝食をいただいた後、昼食までの4時間ほど、家の周辺や公園でTさんの息子H君とみっちり遊びました。
H君は、ベトナム語と日本語を絶賛取得中。
通っている幼稚園では、日本語オンリーなので日本語の習得が進んでいる印象でした。
4時間スマホやタブレットなどの電子機器の使用は一切なく(Tさんが極力制限)、終始野外で遊びました。
子供のエネルギーは凄まじいですね。
どんぐりや木のみを拾ったり、H君のお気に入りの散歩道を4,5周したり。どんぐりを拾ったり。どんぐりを拾ったり。どんぐりを拾ったり…。
また、私と散歩する中で覚えた「金木犀」、「椿」、「柘榴(ザクロ)」をその場で記憶しマスターしていた習得能力の高さに驚かされました。
H君のおかげで、前日食べすぎた美味しいお料理達が消化できました。ありがとう、また遊んでな。
お店出せるで|奥様の作るお料理は全品もれなく美味しいかった。13:30頃始まった昼食が17:00に終わった時は、「疲れた!」って感じたものの、話が尽きないほど再会が嬉しかったんだろうなと思うと、この疲労感も悪くないものですね。たまには。
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私は、ベトナムにはじめて訪れた際にAさんとご縁があったため、今もこうしてベトナムで生活しています。
Tさんとおとうさんは、日本でご縁があり、大分県に拠点を置き生活をしています。
今回、新たにご縁ができたおとうさんの「場所を超えて、人種を超えて、人間としての誇りを持ち続けて欲しい。」と言うことばが妙に刺さった週末でした。

